幸せの感じ方

「お金は無いよりあった方がいい。」「美味しい物を好きなだけ食べたい。」誰しもそう想うでしょう。

たとえばお金を例に挙げてみましょう。「同じ金額のお金であれば、いつでも同じ価値があるのか?」と考える。「もちろん、一万円はいつでも一万円の価値がある。」

では、お金が増えるのと同じ様に、はたして満足度は比例するのでしょうか?

たとえば会社で新規事業を立ち上げることになったとしましょう。初年度の売上高の目標は100億円。厳しい目標でしたが、チームが一丸となり見事に目標を達成した。その喜びは例えようがないほど大きなものでしょう。

そして、2年目の売上高も100億円、3年目も100億円アップした。毎年100億円の増収というのは立派な成果だが、2年目、3年目は初年度と同じ喜びでしょうか?

0から100になった初年度と比べ、2年目は2倍、3年目は前年比50%同じ100億円でも前年実績に比べると伸び率は年々減少している。

同じ100億円の増収でも、満足度は状況によって変わるようだ。

持っている財が1単位増えた時、満足度がどれほど増えるかを表す数値を「限界効用」という。これは経済学の概念のひとつで、一般に持っている量と満足度の関係は上に凸の曲線になる。つまり、持っている量が増えるにしたがい、傾きはだんだん小さくなっていく。

この性質を「限界効用逓減の法則」と呼ばれています。人間が追加的に感じる満足度は少しづつ減っていく傾向のことです。

自分にとって最適な選択をするために、この法則を理解してみても良いのかもしれません。

何に対しても限界効用逓減の法則は存在します。たとえば、好きな物を好きなだけ食べたとしても、満足度が最大化できない可能性もあるということです。

幸せの感じ方には、「最大満足度のラインを知っているか?」と大きな関係があるようです。

自分の幸福度を決めるのは、すなわち「自分の心次第」ということでしょうか。

木村