創立記念日とそのご縁

 この時期は学校の創立記念日が多いですね。学生の時は休みだということで、ただ楽しかった記憶しかありませんでした。今は親になって子供たちが卒業した学校の記事を見かけると、「この学校を選んでよかった」とその時の記憶が蘇ります。

 長男の卒業した学校法人は創立100周年のようです。この学校法人には、私の父も中学・高校とお世話になっています。父は卒業後、家業をしながらボランティアで近所の子供たちに勉強を教えて、たくさんの子供たちを滝川中学校に進学させていたと聞いています。

 長男は滝川第二の吹奏楽部で全国大会に2回出場させていただきました。その他にも甲子園での演奏や宝塚歌劇団の舞台での演奏など普通では体験できないことを経験させていただきました。

 長女の学校は制服が変わるため、リカちゃん人形の発売があるようです。新聞記事にもなっていました。長女も高いなと言いながら注文しました。

 長女の学校は聖母奉献修道会が設立した学校です。中学校・高校と6年間お世話になりました。「愛に包まれた学舎、愛に育まれる日々 そこはあなたの最高善を引き出すところ」と学校案内にありますが、学校生活はそのお言葉通りでした。

 私が理学療法士になれたのは、この長女の助けがあったからです。養成課程では朝から晩まで勉強しないと追いつかないほどの学習量に加えて、実習中などは1~2か月ほど家を空けての一人暮らし。その間、中学1年生だった長女がお母さん代わりで下の子供たちの面倒を見てくれました。その長女を支えてくださったのは学校の先生方やお友達でした。思春期の子供が素直に育ってくれるだけで、親は安心して仕事に打ち込めると思います。その子に合った環境はとても大事だと思います。ちなみにこの長女は1000床以上の病院でナースとして2年目を迎えています。

 子育てや家事との両立には苦労しましたが、理学療法士になることができました。その後、訪問看護にて聖母奉献修道会のシスターのリハビリを担当できる機会に恵まれました。あの時の恩返しをできる機会を作ってくださったと感じ、一生懸命させていただきました。最初は寝たきりのシスターでありましたが徐々にできる動作が増える過程を見ていると、長女に負担をかけて申し訳ないことをしたという私の気持ちが浄化される感覚でした。どんな状態であっても、希望を与え人を助けることや喜ばすことができると感じた時でした。

 上のロザリオは、記事に載っているクララ会のシスターから「私のために祈ってくださいね」との言葉と一緒にいただいたものです。お話によると、このロザリオはバチカン市国で購入されたものだとのことでした。

 このようにいろいろなご縁があってリハビリをさせていただく全ての利用者さまに、リハビリを受けて良かったと思っていただけるように日々精進していきます。在宅生活が快適に過ごせるよう、少しでもお手伝いができれば幸いです。  

木村