シスターからの手紙

  寒い日が続いていますが、冬の陽を浴びほころぶ梅の蕾を見て、清々しさを感じるこの頃です。昨日、数年前にリハビリを担当させていただいたシスターよりお手紙を頂戴しました。

 お手紙を拝見しているとシスターのご様子が想像できて、嬉しくもあり、懐かしくて涙が出てきました。リウマチの持病があり、手の動きが不自由な中で書いてくださいました。そしてお寒い中、手紙を投函するためにポストまで歩いて行かれる姿を想像しました。

  シスターは、19歳で俗世との関わりを一切持たない厳格な修道会に入られました。年老いて修道会の活動がままならなくなり姫路に来られました。修道会での60年以上は、時代の流れを全くご存じありませんでした。日々、お祈りと内職で自給自足の生活を送られていました。お祈りはご自分のためではなく、人々の幸せをただひたすら1時間ほどかけて、毎日3回くらいお祈りされていたようです。

 とても心が純粋で美しい生き方をされています。これほど綺麗な心を保つには、大変な努力だと感じます。慈愛に満ちたシスターとお話していると、心が和み癒やされます。

~シスターの手紙より~(抜粋)

「新しいリハビリステーションの素敵なお名前の由来を拝見して、とても感動しています。瑠璃色は光のホスピタリテイ。そして人間の尊厳への敬意と云う信条を益々、美しく輝かせてくださいね。残念ながら今の世の中は本当に見苦しいです。そんな中で本当に潔く 美しく 生きる人々を神様が祝福し護り、強めてくださるように、私も益々 熱心に祈ってゆきたいと思っています。」

 私のために祈ってくださるシスターの存在は心強いです。見守ってくださる方々に感謝しつつ、自分らしく精一杯がんばります。

 

 私は毎年、一年の目標を1月中に心定めすることにしています。シスターからのお手紙に力をいただき、今年の目標を決めました。

今年の目標は、「るりの幸せの種まきとして新規事業を開業するために、大学で学び資格を取る」です。訪問看護を開業して半年ですが、運営していく上で喜びや悩みなど日々、沢山あります。でも、その中でも「るり」だから出来ることを、もっと色々な方に知っていただきたいと考えての新規事業です。

 るり訪問看護では、利用者様との関わり方で大切にしていることは、当たり前のことですが「尊厳を、尊重しよう」です。

 尊厳とは自分自身が自尊心を保てている状態です。自分自身が自尊心を保てるかどうか?は、他者の自分自身に対する態度、他者が自分自身にどういう態度で臨み、他者が自分自身をどう接しているのか?という面が大きいと思います。つまり、尊厳とは「他者との関係において他者が守ってくれる」という側面があります。特に言葉を発することのできない意識がない寝たきりの方の尊厳は、「他者が守る」「我々が守る」という事です。独りよがりで自己満足だけのサービス提供にならないように、多職種の色々な目線で利用者さまのことを考えて支援していきたいと思っています。

 今年一年、新しい目標に向かって邁進していきます!

木村